ZZR250（不動車？） H6式のキャブレター

＊前にも書きましたが、気に入らないので再度書き直しました。

 去年の12月にバイク屋さんにて H6年式(1995年式）のZZR250発見

圧縮はあったそうです。

 あの頃どうしてもキャブレターが欲しかった自分

頼み込んで3000円で譲って頂きました。

 とりあえずO/Hして勉強です。
 
が・・・

 

なんということでしょう。
 
ガソリンがキャブの内面のサビと混ざり合い、乳化し白濁化。

すっごい嫌な臭いがします。

フロートの中が真っ白なスライム状態。

キャブクリーナーやっても汚れ？サビは取れず。

これは分解後に奥義「リスロン漬け」ですな…

というわけで、自室に持ち込み…
 
臭いに耐え切れずマスク装着。
でも臭う…
 
 

さっそくダイヤフラムから…

「ダイヤフラムがカッチカチやろ～!?」とはこのことです。 (どのことだよ…)

この辺りで自分のZZRに付けるのはNo thank youだな～と思いました。


文句言いながら汚れ落として、バラしていると…
 
 

恒例のネジナメ。旧車あるある(笑)
 
後日バイク屋さんに出向いて工具借りたら一発でした。

ちなみ連結ステーもなめました（泣 ↓
 



気を取り直して
 
 

やっとフロート＆ジェット類etc取り外し完了。

フロートピンが固着していたので少し突き出たとこで思わずラジオペンチ。
フロートピン交換確定…

基部がやられているとキャブはお亡くなりですな。

油面狂うだろうし、ダメだろうと思います。

レッド〇ロンなら直してくれるそうですが…


あーだこーだしているうちに…
 

やっと分離完了。汚いことこの上ない。

ここまでばらすのに、ポロポロ落ちてきて掃除が大変でした。


そして
 
 

奥義「リスロン漬け」

これは青酸カリウム？くらい威力ある？

アルカリ性です。

漬けるのは、金属類とフロートの浮き輪

お湯を入れてからのリスロン投入。

ジュワジュワ…とまるでビールの泡みたく反応します。

注(このときの蒸気はモロに吸うと倒れます!!また近所で異臭騒ぎになる可能性があるので場所を選びましょう)

およそ2日間漬けた結果

 

侵食してるじゃありませんか(>_<)

いや～強すぎですよリスロン様。

これでつまりもスッキリしたはず

 が、スロージェット片方つまりが取れず、ポート貫通もいかがわしい感じです。

この時すでにメーカーで部品を発注してしまった。

こんなキャブはどうにも使える訳ないのに…
 
最後に後期型のZZR250のキャブと初期～中期のZZR250のキャブの違い。

初期型にはキャブヒーターがなく、PSの調節が簡単。
後期型はキャブヒーターのせいで、調節難。

キャブヒーターは冬場には役に立つかもしれませんが、他のメーカーのキャブにはそんなものついていません。 (気温0度くらいにならないと使い物にならないとか…まずそんな日にバイク乗るなんて危険です。私のように事故しますよ。)

カワサキは、なぜここにこだわったのか？

これは「ゼファーの悪魔」と呼ばれるらしく、整備性と取り外しにすごく苦労するそうです。

今は、インジェクションが流行りだして、キャブなんて触ることも少ないでしょう。
 
車検もインジェクションなら今までのキャブのO/Hという煩わしい作業もなくなりますしセッティングも暖気も楽に。 (冬場の始動直後はアフターバーナー出ますが…)

インジェクションも、出たばかりは
セッティングが出ない→やっぱりFCR

なんて時もありましたが、今となってはレースの場面で

本番前走行でキャブ車が一回走って調節に入るのに対して

インジェクションなら2、3回は走って、あとはデータをもとに調節できるようになりました。 (データの処理とか色々知識が必要！)

私的な感覚で言うと最近のバイクのカタログのを見ていて昔よりもスペックが向上しているのはインジェクションの進化によるものではないかと思っています。(2stは例外)
 
モトGPのマシンには人工知能が搭載されてるとか噂もあるそうですね。

あくまで素人の目線の意見です。参考までにお願いします。